箱スカ チューニング日記 1999年6月1日〜  憧れの3.1リッター化計画

憧れの3.1リッター
 「L28改3.1」、その言葉は貧乏人の私にとって、半ば諦めかけていた憧れでした。
AE86に乗っていた頃、『L型エンジンは完全にイッてしまっている特殊な人達の乗る物!』(笑)と想像していました。とても私には手におえないだろうと...
しかし偶然が重なりL型エンジンの箱スカを手に入れて状況が変わってきました。

あのCARBOY誌で見た300、400馬力という夢のような数字が実現出来るベースを手に入れたのですから...
『いつかはL型フルチューン』と思うものの、360cc軽自動車レースへのシリーズ参戦、不動バイクの収集、と散財による経済状況の悪化(笑)は赤字国債を連発で発行という状態...(笑)。
実は使えるか判らない錆び錆びのLD軽量クランクは持っていました。しかし、今一つ踏ん切りがつかなかったのです。
 そんな状況の中、中古で見つけたL14コンロッドによって話が変わってきました。
1本2,000円で手に入れたコンロッドを眺めながら「これでピストンがあれば・・・」にわかに期待感が出てきました。
 さらに一大決心の日はやって来ました。不発だったスワップミートの帰りに某L型チューニングショップにウィンドウショッピング?(笑)に行った時でした。
床に転がる中古のLDクランク&ピストン&コンロッド...
思ったよりも大分安い値札に迷わず購入してしまいました。もちろん長期ローンで...(泣)
 
 さて、パーツはほぼ揃いました。あとはベースエンジン(私の箱スカ搭載のL28はローレルブロックのF54のため、出来れば強度のあるとされているN42が欲しかった)と、いつ加工に出すかです。

 ここ最近ではL28もタマ数の減少で、なかなか手に入りません。ましてやN42に絞って探そうとすれば尚更難しいのです。かと言ってショップなどからベースエンジンだけを買ったとしても10万円オーバーが相場...とてもとても無理...(泣)
と、諦めかけていた時、友人の工場にN42が転がっている事を思い出し、友情価格の超特価で譲ってもらいました。
 そうなると後は勢いだけで突っ走ります(笑)。
資金調達のために長年加入していた個人年金をも解約、ボーナスも一回分ブち込みました(笑)
老後を捨ててまでこのエンジン製作に賭けたのでした>バカ(笑)
 
そんな経過で完成したエンジンですが、調子も良くサーキットのラップタイムも劇的に向上しました。
既に製作後15,000kmを走行していますが大きなトラブルも無く快調そのものです。
しかし私はこれで満足出来るような真っ当な人間では有りません(笑)。まだまだ性能向上化計画は続くのです。

21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(データ編)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(コンロッド編)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(ピストン&コンロッド編)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(キャブ&ヘッド編)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(ヘッド組み立て編)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(ブロック組み立て編)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(最終組み立て編-1)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(最終組み立て編-2)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(最終組み立て編-3)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(セッティング編-1)
21世紀に間に合うか?箱スカ3.1化計画(セッティング編-2 完成)
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謎?チェーンガイド破損

※チューニングについての内容、理論等についてはこの内容が全て正しいというものではありません。色々な情報、資料、経験を元に私が判断したものです。また、私のクルマに有益なチューニングであっても全てのクルマにおいて通用するとは限りませんのでご注意下さい。
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