箱スカ チューニング日記 1999年6月1日〜  憧れの3.1リッター化計画(9)

最終組み立て!(その2)

いよいよエンジンを換装します。

 まずはL28エンジンを降ろさないといけません。今は「憧れのエンジンクレーン」なども安く売っていますが、それにしても高い(笑)ので相変わらずのリーズナブルな方法で降ろします。単に工事用の足場パイプ(4mで2,000程度)とそのジョイント金具(1個数百円)を使ったものです。
その他に必要なものはチェーンブロック(250kgで十分)とそれを吊るワイヤー、エンジン側を吊るワイヤー、そのくらいです。全て新品で購入しても2万円以下で収まると思います。エンジンクレーンは5万円程度で買えるようになりましたが、足場パイプ仕様はその他にも転用が効くというのがメリットです。
例えば塗装用の足場とか、子供の鉄棒にとか...(笑)
 今回は手伝ってくれた友人がおましたが、エンジン換装は一人でも作業は可能です。

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。


 まずはボンネットを外して、作業をやり易くするためにグリル類も外してしまいます。
当然ですがエンジンでの移動が出来なくなるので車の場所は良く考えておかないと(エンジンを降ろした後の移動量など)泣きを見ます(笑)。


 エンジンルーム内は最初にキャブを外して、タコ足、その他補器類を外していきます。あ、もちろんその前にバッテリーの端子を外します(これは基本ですよね)。


 でもってキャブ、タコ足が外れるとこんなにスカスカになります(笑)。
エンジンルームの中に立てるくらいです。


 エンジンを降ろす準備が出来たらチェーンブロックをかけるための「ヤグラ」を組みます。何て事はありません。工事用の足場パイプを使用して小学校の「鉄棒」のようなものを作れば良いのです。
使用したパイプは
縦     :3m×2本
横     :2m×1本
縦横の筋交い:2m×2本
足     :2m×2本
足の筋交い :2m×1本
接続金具  :直行×4個、自在×6個
です。
←組立中の足場パイプでポーズを取る230海野さんです(笑)


 ラジエーターなどを外した後、エンジンの結合ボルト(ミッション4本、セル2本、エンジンマウント4本、エンジン年式によってはプラス数本)を外し、チェーンブロックで少しだけ引き上げ気味にしたら、車を後方に押します。
するとエンジンはミッションから離れ、引き上げられる状態になるのです。
という事で、作業には車の後方にもスペースを確保しなければならないという訳ですね。


 無事L28エンジンが降りました。
この後は3.1に降ろした28エンジンから補器類を移植します。
移植する主なものは、クラッチ一式、オイルパン、オイルストレーナー、オイルポンプ、ウォーターポンプ、サーモブロック等です。従ってそれらのガスケット類も必要です。


 ここまでは難しい事もありませんので問題無く進んでいます。
しかしなぜだかエンジンを降ろした後のエンジンルームに入ってしまうのは人間の性でしょうか?(笑)
当然エンジンルームに入って記念撮影したのは言うまでもありません(笑)

(続く)

※チューニングについての内容、理論等についてはこの内容が全て正しいというものではありません。色々な情報、資料、経験を元に私が判断したものです。また、私のクルマに有益なチューニングであっても全てのクルマにおいて通用するとは限りませんのでご注意下さい。
また、皆様でエンジン製作に関してのノウハウや参考意見などございましたらお知らせ頂ければ幸いです。