360cc軽自動車のレース

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360ccの軽自動車
 1998年現在、軽自動車は660ccまでです。しかし、今から約30年前の軽自動車の排気量規格は360ccまでという小さなものでした。サイズも最大3m×1.3mという、これまたコンパクトなものです。
当時、車検も必要無く、16歳で「軽自動車免許」が取得できたそうです(羨ましい時代です)。
こんなチッポケなクルマですが、当時「ミニカーレース」というレースが盛んでした。筑波や富士、鈴鹿で本格的に開催されており、当初十数馬力だった軽自動車も、各メーカーからホットモデルが販売され最終的にはリッターあたり110馬力のものまで出現しています。30年も前に、しかもたった360ccの軽自動車、勿論「ターボ」なんていう魔法のカタツムリも無しで!!こんなクルマ達が面白く無い筈はないですよね!
 さらにこれらのパワーユニットを流用したフォーミュラ(FJ、FL)のレースも行われており、モータースポーツの底辺を支えていたようです。かの中嶋悟さんや、今やバイク界では有名なヨシムラ創設者、故POP吉村さんもこのレースに携わっています。
※360ccのレースについて、当時のモータースポーツ雑誌を参考に少々ご説明させて頂きました。何分私が生まれて数年しか経過していない時の事ですので、色々な資料からの情報を元にしたものです。
リアルタイムでは知らない私ですが、今現在その当時の軽自動車に乗ってみると、「これで十分だな」という気になります。絶対スピードこそ遅いですが、雰囲気、走り、造り、共に刺激的です。
現在の360cc軽自動車によるレース
 そして今、当時の360ccK-Karを集めてのレース(クリックでK&Kクラブマンズミーティング詳細へ)があるんです。当然キットなんていうものは既に存在しない訳で、エントラントは工夫、苦心してレースマシンに仕上げたり、ノーマルのまま雰囲気を楽しんだり、アプローチの方法は色々です。
 ただ一つ言えるのは、気軽で気負わず楽しめるレースという事です。
我々のレース活動
 私達「有限」チームは新潟県の間瀬サーキットでの「CB6時間耐久」に参戦したのをきっかけに、現在は筑波サーキットで行われている「K&Kクラブマンズミーティング」という1時間耐久レース(年2戦)に参戦しております。
 K&Kオープニングの昨シーズン(97年)は初戦エンジントラブルによりリタイヤ、最終戦はエンジン不調により入賞ならず、というものでした。
そして、今シーズン(98年)は、初戦を優勝、最終戦を準優勝で飾っております。
 99年シリーズは強豪のライバルが多く参戦する事と思われますので、更なるポテンシャルアップが必要です。

レース参加の心得

K&Kクラブマンズ・ミーティング(360cc軽による耐久レース)参戦模様

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