今現在で17年も前のバイクにも関わらず当時のフラッグシップモデルであった事もあってZX-10の完成度は(私にとっては)非常に高く『チューニング』と言う様な行為には至りませんでした(ブレーキが貧弱という事もあったりするのですが、もっと貧弱なブレーキに慣れてる私には何とかなるレベル(笑))。
しかし頭の中ではチューニングへの妄想が常にあったのです。
要不要に関わらずイジる事も私にとってはバイクを所有する中での楽しみの大きなウェイトを占めるのです。
ZX-10はノーマルで前17インチ、後18インチというホイールを履いています。
前は良いとして、後ろの18インチは現在はタイヤの選択肢が非常に狭い状況です。
さらには同じ車格の17インチバイクに比べるとタイヤも細く、見た目のインパクトに欠けるのです。
無論、闇雲に17インチ極太タイヤが良いなんて思ってはおりません。18インチには18インチの優れた点もあるはずで、オリジナルのバランスを崩さないのが最良だという事は重々承知なのです。
しかしながら今となっては驚く事もあない137馬力というパワーも、決してフルに使える訳ではありませんので、格好いいと思える『見た目』も楽しくバイクに乗る上で重要と考えたのです。
そんな事から17インチ化を考えるようになりました。
ですがノーマル18インチを17インチに単純に変更するとリヤの車高が下がります。
これはバンク角の減少や 、見た目の悪化などの弊害があります。
そこでリヤ車高の矯正が必要となりる訳です。
その方法には一般的には調整式リンクに交換するか、ショックを全長調整式のものにするかだと思います。
しかし残念な事に入手し易いオーリンズのZX-10用にはこの車高調整式がラインナップされて無いのです。
一方の調整式リンクは強度的に不安であり、不具合例も聞いていたので採用は避けたいと思っていました。
比較的年式や車格が近いGPZ900R(忍者)には車高調整式のサスペンションがあるため忍者用の流用を考えていたのですが、高額なため考えるだけに留まっておりました(笑)。
そんな矢先、ネットオークションでZX-10用に900R用をラボカロッツェリアで変更したというオーリンズが手頃な価格(元の定価を考えれば..ですが(汗))出品されたのです。
運良く入札価格で落札でき、リヤ17インチ化が現実味を帯びてきたのです!!