ZX−10 メンテナンス?日記 2003年9月28日  サイレンサーの加工変更

カーボンケブラー!
 私のZX-10には購入当初よりツキギのアレーテデクスターという手曲げ集合管が装着されていました。
購入条件に『集合管装着済み』がありました。これは集合管もそれなりに良い物を購入しようとすれば15万円程度の出費となるために、「極力お金をかけずに乗る」という条件もあって、装着済みを条件としたのです。

その装着済みのデクスター管は前オーナーの手によってカチ上げ加工されており、通常の物より後方に上がっています。そのためにタンデムステップが装着出来なくなり1人乗車に記載変更もされているのです。
これらの加工は私にとっては有り難い事で、その形、音も不満も無く乗っておりました。

そんな中、車&バイクの知り合いの方より、テックサーフ製のカーボンサイレンサーを譲ってくださるとのお話が。
勿論、喜んでご厚意に甘えてカーボンサイレンサーを入手したのです。
メインパイプ径も同一で、取り付けも同じスプリングジョイントです。ほぼボルトオンなのです。

しかし、残念な事にサイレンサーの前後に削れが散見されます。
最初は一旦リベットを抜いて、ちょうど筒を180度回転させるような感じで、綺麗な面を表面に出そうとも思ったのですが、もっと良い?方法を思いついたのです。


画像をクリックすると拡大画像が現れます

 

サイレンサーの状況
 赤線で囲んだ部分に傷、削れがあります。
当初はこの面を裏面にすれば..と思っていましたが...

 

切ってしまえ!(笑)
 ならば削れている部分を切り取ってしまい、その分を中身共々寸詰めしてしまえば良いと。

 

分解中
 分解を始めました。
パンチングメッシュはステンレス製、消音のためのグラスウールは水分や熱で少々へたっていますが、作りも良い感じです。

 

分解完了
 入り口+パンチング(リベットで結合されている)、テールピース、筒の3パートに分解出来ました。
筒の本来リベット穴があった(傷のあった)部分を幅約2cmずつ両端をカット、リベット穴を開けなおします。
更にその筒の長さに合わせてパンチングメッシュも短くカットします。

 

組み立て中
 ごく普通のリベットで組み立ててt行きます。
今回、リベットの穴をワンサイズアップして4.8mmのリベットを使用しました。

 

完成
 上がデクスターのオリジナルであるアルミサイレンサー、下が短縮加工したテックサーフのカーボンケブラーサイレンサーです。
私的にはアルミの輝きが捨て難いのですが、カーボンの軽さ、音質も魅力的に思え、気分によって付け替えようと思っています。

 

サウンドは
 アルミサイレンサーの落ち着いた重低音から、カーボン特有の弾けるような重低音に変化しました。
パワー云々の変化は全く体感出来ませんが、走行の音質はかなり変化しました。
両方それぞれ魅力的なので、外したアルミサイレンサーは消音材の入れ替えなどのメンテナンスを行うと共に、考えている秘密兵器(笑)を装着してみたいです。

早朝の暖気運転や深夜の帰宅など、JMCA管とは言え、気を使わなければなりませんので、そのあたりの対策を行いたいです。

 

 

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