ミニ1300 ドレスアップ日記 2004年2月29日 フェンダーカット

またもや...
 純正の5Jオーバーフェンダーから5.5J、さらに6Jへと変更した我がミニですが、一つ問題が...
オーバーフェンダーを拡大したという事はホイル&タイヤが外側で出たという事を意味しますが、その影響でステアリングを8割程度切るとフェンダーアーチに干渉するのです。
オバフェン交換当初も気付いてはいたのですが、すぐに走行に支障が出る程度では無く、
『とりあえず走るようになれば..』
と後回しにしていたのです。
何せ貴重な足車ですので...
しかしミニにも慣れて結構激しく?(笑)走る事も多くなり、干渉する事も出てきました。
いよいよ切らなければならないようです。
まぁカット自体は箱スカで鍛えられておりますので問題無いんですが...

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わずかですが
 こんな感じで擦るのです。
上部では無く前方なのでこれでも走れてしまうのですが、やはりキッチリと対処する事に。
ちなみにホイールは6Jのオフセット+5程度です。
オバフェン的にはもう少し外に出しても良い感じですが、まぁこれは追々と...(笑)

 

準備
 オバフェンのリベットをドリルで注意深く揉んで、オバフェンを外します。
モールは面倒なので付けたまま(笑)
ミニの特徴的なAピラーから伸びるフェンダー接続部のカバー(モール)も外しておきます。

 

切る前に
 伸ばすのです!
耳の部分をプライヤーなどで挟んで一旦伸ばします。
こうしないと綺麗に切れないのです。

 

切断!!
 切断する周囲にガムテープを貼り、そこに装着するオバフェンのアーチを元にしてカットするラインをマジックで適当に(笑)書きます。
そこをジグソーで一気に切断、薄い鉄板ですので鉄鋸でも可能でしょう。
前述の接続部の重なりが切り難いので注意です。

 

切断完了!!
 今回は箱スカと違って極端に大きくはカットしませんが、切った後はこんな感じです。
しかし当然この状態ではペナペナです。
この後元の状態と同様に『耳』を作って強度を上げてやります。

 

折り曲げ
 このように90度曲げて耳を作るのですが、私流の素人板金法は、
プライヤーで少しずつ端から曲げて(あまり大胆に曲げると裂けてしまう恐れもあります)行き、45度程度まで曲がったら当て金とハンマーで叩きながら曲げていきます。
当然見た目は美しくは出来ませんが、オバフェンで隠れてしまう所なので十分なのです。

 

完成〜
 最終的にチッピング塗料を吹き付けて完成。
この後、オバフェンを再度リベット留めして終了です。
これで激しくバンプ&ステアしてもタイヤと干渉しなくなりました。

なぜこの作業をしたかと申しますと...

コイツでサーキットを走るのです!(笑)

 

 

 

 

 

オーバーフェンダー

 現在は6Jという常識的なサイズのオバフェンではありますが、そいつを正常に機能させる(厳密には「太いタイヤを履いた結果のオバフェンを有効にする」ですが)にはこの程度の作業が必要となります。
これはミニに限った事では無く、箱スカも同様、十分なサスペンションストロークが確保出来る状況を作っておくというのが私の考えです。

その上でサスペンションセッティングで結果的にストロークが減るのであればそれはそれで良いと思うのですが、ボディに当たるからと言う理由で最初にストロークを決められてしまうのは本末転倒だと思うのです。

ですので箱スカでは最大限に(つまりオバフェン取り付け部ギリギリまで)ホイールアーチを拡大しております。
ミニに関してはストロークの短いラバーサスという特性上、そこまで考えなくても良かった訳ですが、真剣に走っている時にタイヤの一部が少しでもボディに干渉するのは精神衛生上良くありませんので。

ボデイを切る事は抵抗あるかもしれませんが、 制約されたストロークでは良いタイヤも泣いているんじゃないかと思います。
あなたのマシンは大丈夫でしょうか?(笑)

 

 

 

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