ミニ1300 ドレスアップ日記 2004年1月10日 内股矯正

内股を直したい...
 10インチ化が完了したミニですが、気になっている事がありました。
それは『内股』、つまり「ポジティブキャンバー」です。

通常、コーナーリング性能を求めて行くと、「ネガティブキャンバー」の方向になりますが、ミニのノーマルは結構なポジキャンなのです。
直進安定性やステアリングの軽さなど、通常の使用を考えるとこのポジキャンが適しているのかもしれませんが、やはり何と言っても走りを重視したいので、このポジキャンを矯正することにしました。

箱スカでしたら、フロントは調整式ピロアッパーマウントに交換する事によって調整出来ますし、リヤは車高を落とせば勝手に、しかも極端なネガキャンになります。
ミニの場合は、前はウィッシュボーン、リヤはトレーリングアームという形式ですので箱スカのようには行きません。

フロントの場合はロアアーム(+テンションロッド)の延長、リヤの場合はアームピボットの移動という事になります。
当然、前後調整したいところですが、資金面もあって取り敢えずは安く出来るリヤのみとしました。
リヤ用の調整パーツは約7,000円です。

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純正は
 こんな感じです。
黄色線で囲んだ部分が今回交換する場所です。
原理は簡単で、ここのシャフト貫通位置を上方へ移動してやればキャンバー角度がネガ方向になるという物です。

 

交換パーツ
 分かり難いですが、右側が交換パーツのキャンバーアジャスターです。
丁度、自転車やバイクのチェーン引きのような構造でピボットの位置を上げ下げする物です。
構造はシンプルですね。

 

問題が...
 本来、そのアジャスターをボルトオンで装着なのですが、純正と良く見比べてみるとピボット穴位置が車体前方、つまりトーインがよりつく方向にずれているのです。
トーインが付けば直進安定性は向上しますが、逆にコーナーリング性能はスポイルされてしまいます。
そこで鉄板の汎用ステーから左のようなシムを製作してアジャスターとボディの間に挟む事によってピボット位置を後方に、つまりトーアウト方向(実際にはそれでもまだトーイン)に変化するようにしました。

 

矯正後です
 撮影角度が若干異なるので分かり難いですが、左がノーマル状態です。
結構ポジキャン(内股)ですよね。
一方右が矯正後です。
見た目にもネガキャンになった事が分かります。
勿論闇雲にネガキャンにすれば良い訳ではありませんので、様子を見ながら丁度良い角度を探って行きたいと思います。

 

 

次は

 これでリヤは良い状態となりました。
次はフロントも着手したいのですが、フロントの場合はロアアームとテンションロッドの交換となるため金額も高額となり、まだ先となりそうです...

高額と言っても箱スカなどに比べればむしろ格安なのですが、今直ぐサーキットを走る訳でもありませんので、長く楽しむためにものんびりとイジって行きたいです。

でも早く換えたい...(笑)

蛇足ですが、この作業中にリヤブレーキのシリンダーからブレーキフリュードが漏れ始めました。
ブレーキドラムを外してみると内部は漏れたオイルで凄い事に...(汗)
ピストンからの漏れのようで、良い機会なのでシリンダーをアッシーで新品に交換しました。
これで前後のブレーキは新品交換となったので、暫くは安心して走れそうです。

 

 

 

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