KSR-110 メンテナンス?日記 2008年3月15日 格安バックステップの装着 |
KSR110入手でいずれは参戦したいと思っていたワンメイクレース、「KAZEスーパーバイカーズミニレース」の正式な受理書が届き、サーキット走行に向けての作業が本格化してきました!
参戦クラスは「STクラス」で、これは言ってみればノーマルクラスでマフラーやクラッチ関係の一部の変更が認められていますが、エンジン関係はノーマルです。 大急ぎで変更可能な部分で必要な場所だけ対処する事に ノーマルのステップはやはり路面に擦ったりでサーキット走行を考えると手直しが必要な部分です。 バックステップへの変更を考えますが、名の通ったメーカーのステップは4〜6万円と、値段はミニサイズじゃありません... 車体新車価格の1/5という事になり、例えばリッターSSバイクであれば30〜40万円のステップに値しますから...(笑) クォリティを考えたら止むを得ないのですが、今回は「急場凌ぎ」としてネットオークションに出ている格安品の採用となりました。 何とか機能さえ問題無ければ良いつもりで購入したのですが果たして実用になるのか...?? 普通に考えると材料費にもならなそうな価格ですから... |
これがノーマルステップの右側です。 |
有名メーカー品の約4〜6分の1の価格(笑) |
試しに右だけ仮組してみました。 |
右側のようにボルト留めではないので当然ボルト穴はありません。 |
2か所のねじ山製作が完了しました。 |
ノーマルステップを切断! |
切り取ったステップ部を整形します。 バックステップを装着してしまえば目立ちませんのでそこそこで良いとは思います。 整形後は錆防止のペイントを実施 |
これが左側です。 ここまでを見て頂くと切断等の作業はあるものの、簡単にボルトオン、と思われるかもしれませんが... 確かにボルトオンと言えなくは無いのですが、実はそのままでは納得行かない部分も有りました。 |
まず右側はブレーキペダルのマスターシリンダー接合部を1〜2mm薄くなるように削りました。 さらにブレーキペダルとマスターシリンダーがアラインしないのでマスターシリンダーをステーの内側装着から外側装着に変更、純正のリターンスプリングでは長さが足らず仮に無理に装着してもテンションが強過ぎるため、テンションの弱い別の物に、ブレーキスイッチ用引きバネの長さが僅かに足らないため、曲がり部分を少し伸ばして全長を少々ロングに、 キット標準では左ステップ根本に装着するスペーサーを右側に装着といった内容です。 |
バックステップキット標準ではステップ同軸のシフトペダルのリンクへの干渉を避けるためにかなり厚いスペーサーをステップの間に入れ、対して右側ステップにはスペーサーは何も入らない構造です。 しかし前述のように右側は純正ステップを取り外してバックステッププレートを装着します。 つまりはステップの車体左右方向における位置はノーマルとほぼ同一となります。 それに対して左は純正ステップの上にバックステッププレートを装着する構造、即ち純正入れ替えの右に対して純正被せの左という事になり、これだけでも左側が若干張り出す事になります。 それに加えて左だけスペーサーが入る構造で、これだと左ステップが異様に飛び出しおかしな事になります。 そこでそのスペーサーは右ステップに入れて、左はリンクが干渉しない最低限の厚さのスペーサー(ワッシャー)で対処しました。 その結果ステップの張り出しは左右ほぼ同じとなりバッチリです!! |
サーキット走行で転倒の可能性も高い(汗)ことから、エンジンスライダーも準備! 特に油圧クラッチ化により右ケースはクラッチラインが少し飛び出しています。 転倒時、ここを強打すればクラッチ動作不能の可能性もありますので保護したいのです。 これはクランクケースカバーのボルトに共締めで装着するものです。 これもタイ製と思われますが、果たしてボルトオンなのか? |
右側はヘッドへのオイルラインを避けるために付属のスペーサーを使用します。 専用のボルトが付属しますが、ステンレスの頭を機械加工で削った軽量化ボルトが付いていたりでなかなかヤリます!(笑) プレートも軽量化の肉抜き穴が開いてたりして結構良い造りです!! ただ、シリンダーへの固定ボルトとスペーサーは付属しないので、それは準備せねばなりませんが、バイク部品量販店で売っている内径φ6mmの汎用アルミスペーサーを組み合わせ対処しています。 時間が出来たら旋盤でスペーサーを製作したいところです。 |
無事バックステップとエンジンスライダーの装着が完了、あとはレギュレーションで装着が決められているアンダーカウル(オイルトレイ)の装着が残っています。 タイヤもハイグリップに交換したいところです |
バックステップはシフトも小気味よく決まって後ろにさがるものの、極端に上には上がらずに良い感じです! (続く) |
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