KSR-110 メンテナンス?日記 2008年2月10日  マフラーの交換


まずはコレ?
 バイクや車を入手してまず初めに行う「改造」は4輪だったらステアリング交換やホイール交換、バイクだったらマフラー交換なんじゃないかと思います。
(※騒音問題などデリケートな部分もありますので、あくまでも「合法マフラー」という大前提でお話したいと思います)

マフラー交換の理由は色々あると思いますが、一番の目的は「パワーアップ」ではないでしょうか。
法律に適合させつつパワーアップするというのは騒音規制値がどんどん厳しくなり、さらには純正マフラーの性能も向上している昨今では非常に難しい事だと思います。
昔のように「芯を抜いて速くなった」とかいうような次元では無くなってしまっています...(ちょっと寂しい(笑))

果して2007年製の単気筒110ccバイクはマフラーでパワーアップするのか気になるところです。
バイクにおけるマフラー交換の大きなメリットである「計量化」への貢献も気になります。

本当は慣らしを完全に終わらせてからエンジンチューニングと合わせてマフラーを考えるつもりでしたが、そのあまりにも静かなノーマルマフラーに我慢出来なくなり(煩ければ良いという訳じゃありませんが、多少なりとも心地よい音は欲しいのです)交換してしまいました。
最終目的はあくまでもエンジンチューンに見合った排気系という事でのマフラー交換ですが、一般的にはマフラー交換だけというパターンも多いと思いますので、マフラーのみ交換の変化をレポートしてみようと思います。



交換したのは

 一目瞭然上は純正マフラー、そして下が今回装着した「TRICK STAR」のステンレス+カーボンのマフラーです。

もちろん公道走行可能モデルです。

この画像は暫く走った後のため、エキパイに焼きが入って色が着いていますが最初はステンの銀色です。

純正はアップタイプ、TRICK STAR製はダウンタイプです。
重量は計測していませんが、実は純正もそこそこ軽いので「計量化」の恩恵は4気筒マルチのマフラー交換程は無いと思われます(4気筒はマフラーが10kg単位で軽くなってバイクが別物になりますからね)。

しかしながらアップタイプで車体上方にあったものがダウンタイプで下に移る事によって低重心化には役立つはずです。

もちろん見た目も向上!(笑)

 


ノーマルの音

 例えるなら「静かなスーパーカブ」です...
使い込まれたスーパーカブより明らかに静かなサウンドで、良くも悪くもカワサキのイメージから想像すら付きません。

ここまで静かだとバイクに乗っている心地よさも半減です...
静かなのは歓迎ですが、気持良い音を出してほしいところです。

また、こじつけに聞こえるかもしれませんが、静か過ぎるマフラーは歩行者や並走する車両にも気が付かれない可能性も高く個人的には危険だとも思っています。
実際私が自転車に乗っている時、後ろから音もなく(本当は少しは音がしてますが)ハイブリッドカーが近寄って来た時には恐怖を覚えました...

 

TRICK STAR (エンドバッフル外し)

 通常はエンドバッフル装着での使用になりますが、サーキット走行時を考えバッフルを外した場合の音も確認しておきます。
最近はサーキットも騒音規制があってレース=爆音という常識も通用しなくはなっていますが...(寂しい...)

バッフル無しはボンボンと響く重低音で、ちょっと街中では気が引けます。
高回転まで回すとバッフル有と大差は無いのですが、アイドルでも耳に付く音量と音質だと思います。

 

バッフル装着

 デジカメでのムービー録画なのであまり違いが分からないかもしれませんが、アイドル域では低音が減衰されて耳障りでは無くなります。
単気筒ならではのサウンドですが、この単気筒の音は非常に難しいです。
バタバタと音の粒が目立つため耳に付きやすく不快になる可能性が高い音質だと思います。

静かだけど心地よく、そんな音が欲しいところです。

走行試験

 TRICK STAR製マフラーへの交換のよってエンジンの存在を感じられるようになりました。
煩さ過ぎず、静か過ぎず納得出来るレベルです(個人的にはもう少し静かでも良いとは思うのですが)。

とりあえずキャブセッティング無しでマフラーだけ「ポン付け」で様子を見ることに。
パワーアップの有無は人間の感覚だけですと音に誤魔化され当てには出来ません。
そこで先日装着したタケガワ製マルチメーターに装備されているタイム計測機能を活用して数字で変化を確認したいと思っています。

果たしてマフラーだけでパワーアップするのでしょうか?


(続く)

 

 

 

 

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