ZX−10 メンテナンス?日記 2006年3月18日  HIDヘッドライトの装着

もう珍しくも無いのですが...
 ZX-10のヘッドライトはH4バルブ1灯というオーソドックスなものです。
バイクの場合ヘッドライトは路面を照らす以外に「周囲に存在を知らしめる」という重要な役割も持っています。
周囲に迷惑のかからない範囲で明るいに越した事はありません。

発電容量に余裕がないバイクではバルブの容量アップは避けたいところですが、あまり目の良くない私にとって光量は重要な問題。
そこで通常(ノーマル)の60/55に対して60/60というロービームが若干容量アップされたホワイトバルブを使用していました。
これは非常に良好で夜間でも不自由無く走る事が出来ていました。
しかしながら僅かとは言え、消費電力の増大はオルタネーターの劣化も考えられるこのバイクでは気を使う事もあって、思い切ってHID化に踏み切りました。

HIDとしては4輪用の格安品を購入すればバイク2台分となるのでリーズナブルな場合もあるのですが、スペースの問題、補償などの信頼性なども考慮してバイク専用品を購入してみました。

 

購入したのはコレです

 「モトガレージ リモーション」
というお店が販売しているバイク専用HIDシステムです。

そのお店が我が家から比較的近い場所にあったのでお店に出向いて購入しました。

事前にサイトを拝見してそのお店の雰囲気も良かったのが決め手でもありました。

 

セット内容

 部品点数は少なく、コンパクトです。

H4&H4R Hi/Loタイプでハイ/ローの切り替えはバーナーが前後にスライドする仕組みです。

 

初めて見ます(笑)

 これがバーナーです。

下半分を覆うカバーは金属製でベースなどは樹脂製です。
全長もH4+14mmというサイズなのでコンパクトです。

この中に前後にスライドする機構が盛り込まれている訳です。

 

 

バイクの加工

 キットの中で一番場所を取るのが「バラスト」というユニットです。

このキットには延長コードが同封されているのでバラストはこのあたりまで持って来れます。

ショップの装着例(何とZX-10も有り(笑))では反対側のシートレールに装着していましたが、私は逆側の小物入れの先端に装着する事にしました。

多少熱を持つためか冷却フィンがあるユニットでしたので小物入れに画像のような穴を開けて冷却効果を高めました。

装着の詳細は特に取り上げるべき特殊な事も無かったので省略です(笑)。

因みに電装関係がまとまっている車体右側に配線をしたかったのですがギリギリ長さが足りなかったため、左側を這わせました(ショップの装着例の右側であればそのまま配線も右側で行けたでしょう)。

 

照射の様子

 ハロゲンとの比較が無いのであまり意味の無い画像(汗)ではありますが、こんな感じで非常に明るいです!!

ハイとローの切り替えも瞬時で全く違和感が無いどころか光源が同一なために途切れる感じが無くてハロゲンよりも良好な感じすらします。

配光で少々不満な面もありますが、手持ちのカットの違うヘッドライトでも試してみようと思っています。

 

作業を終えて

 4輪では当たり前になってきているHIDですが、その明るさは勿論の事、少ない消費電力とバルブ(バーナー)の長寿命は魅力です。

しかしながらユニット全体としての信頼性や寿命は未知の物ですので今後が楽しみです。
ロングツーリングなどでのユニット破損は収納スペースの無いバイクでは困る事ですのでH4バルブの積載は必要かもしれません。

 

ツーリングでの使用感

 街中の試走では街灯の影響もあってその効果が顕著ではありませんでしたが、その後夜間にかかるツーリングを行いました。

ズバリ「良いです!」
トンネル内なども白く路面を照らして非常に走り易いです。
周囲からの視認性も良くなったため、こちらの存在が明らかに車などに伝わっている事も確認出来ました。
バイクの場合はどうしても見落とされてしまうので、この「自己アピール」は安全のために大切です!

残る懸念は「霧」の中での性能です。
ホワイトバルブは波長の関係でどうしても霧や雨は苦手ですので...

 

 

 

 

 

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