有限Z 作業日記 1998年4月19〜20日
今度は足の調整、エンジンのトラブル対策、インパネの製作です。
インパネを私が製作している間に、相方のわんこ氏に細かい作業をやってもらいます。
足のリセッティング
まずは「ETガレージ特製(笑)」車高調整ストラットのオイルを交換するので、外しにかかります。
作業しているのは、レースの合方の「わんこ氏」です。
今まではショックにエンジンオイルを入れていましたが、より減衰力を高めたいので、ミッションオイルを注入、しかしこれが出来上がってみると、以前より柔らかくなっている...
後に、エンジンオイルとミッションオイルの粘度指数は同一では無いと、「しんぷるらいふ氏」に教えて頂きました。
結局、より硬いエンジンオイルを注入して作業完了。
クラッチ交換
次に完全に滑っていたクラッチ(ディスク&カバー)を交換します。普通、クラッチ交換はミッションを降ろしますが、この車の場合、エンジンを降ろした方が楽なのです。
エンジン
これが「EAエンジン」です。2気筒のこのエンジンは生意気にも「オールアルミ!!」なんです。人間一人で持ち上げられるくらいですから、整備も楽です。
交換完了
クラッチ交換も終わり、エンジンを載せてニッコリの「わんこ氏」です。
タペットアジャストスクリュー
休む間もなく、前回トラブルの起きた「タペットアジャストスクリュー」を外してもらいます。ETガレージの「調教」はスパルタ式ですので、厳しいのです(笑)。
一生懸命作業するわんこ氏の姿は歯医者さんそのものですね。
さて、今度は私の担当のインパネ製作です。
これはノーマルダッシュパネルを外したところです。
以前に苦労して配線の加工を行ったメーター周り、こいつもついでに整理して綺麗にしてやらないと駄目ですね。
トラブルの防止と、トラブルが起きても、迅速に対処できるような構造にしなければならないと思います。
ダッシュ加工(1)
ダッシュ部に、キルスイッチ、スタータースイッチ、等のスイッチを設置するのですが、今後増えたり減ったりする可能性もあるので、ダッシュにダイレクトに装着するのでは無く、パネルを介して装着する事にしました。
ダッシュ加工(2)
穴開けの終わったダッシュとパネルです。
パネルにはお気に入り?の「カーボン風シート」を張り付けます。本当は本物のカーボン板で作りたいのですが、手持ち材料で製作しているので、仕方ないですね。
ダッシュ加工(3)
加工の終わったダッシュに、今回はビニールレザーを貼ります。重量的には重くなるので、レーシングカーには好ましく無い加工ではあります。しかし、アルミ地剥き出しのダッシュは格好良いのですが、何か変わった事がしたかったので、敢えて重量増覚悟で貼ってしまいました。
雰囲気としては、昔見た「スーパーカー」の内装(皮張りで豪華な中にもスパルタンさが漂っていると思うのです)をイメージして製作しました。
これが完成です。
渋めで我ながら気に入っています。