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- ふと、自動車部の部室に目を向けるとS藤君のフェスティバがジャッキアップされている。
- どうしたのかな? と、思い覗いたところエンジン(Tuned By ○野)は載せ換えたが火が入らなくて困っているらしい。
- ちなみにエンジンは前期型のGT-X用で車本体が後期型のGT-Xです。
- そこで、僕は論文の和訳が終わって何か楽しいことをしたかったので、手伝ってみようと思い、彼の所へ行きました。一応ガソリンは、噴射されるし、火は、飛んでます。しかし、生ガスが吹き返してしまうし、完爆してくれません。
- 彼はこの時すでに間違いを犯していて、火が入らなかったのでデスビをいじくるのと一緒に禁断のバルタイまで触ってしまっていたのでした。
- ちなみに、このエンジンは、1300ccのエンジンを、ボアアップして1450ccにして、ファミリア用(年式、グレード不明)のExhaustのカムをフェスティバのインテークに入れてあり、デスビを削って、イニシャルの点火時期を進めてある、ハイオク使用です。
- デスビの形状(カムの切り書きに合わせて入れるところが90℃ずれるのと、点火を知らせるポイント)と配線が、前期と後期で異なっているので、細工されてない後期型のデスビを使用しました。
- 生ガスが吹き返してしまうのは、バルタイかな?
- と、言うことでバルタイ調整をしましたが、インチキカムを使っているので、インテーク側は、ノーマルのスプロケの刻印が当てになりません。
- しかし、それを忘れて最初はノーマルの刻印で、イン側もExhaust側も合わせて泥沼でした。
- それに気付いてからは、ヘッドカバーをはずして一番気筒の圧縮上死点の時にインテーク側を開く直前に目視であわせました。
- その時に偶然気付いたのですが、Exhaust側のスプロケは、上下逆にはめられていたので、刻印で合わせると、インテークのバルブの開くときにちょうどExhaustも開くという奇妙奇天烈なバルタイになってました。
- それらを調整すると、うまく圧縮が掛かる音がします。
- しかし完爆しません。デスビの位置はノーマルに設定して、火は飛ぶのに・・・ひょっとして、一番気筒に着火する時に別の気筒に火花を飛ばしてるのかなと思い(僕の偶然の素人的なひらめき)最後の手段で、デスビの所のハイテンションコードの取り付けの順序を換えてみたら
- 『これが大正解』
- 一発始動しました。しかし、バルタイがいまいち合ってないので、アイドリングがラフですがこれは、様子を見ながらやっていけばいいでしょう。
- (今回の教訓)
バルタイはうかつにいじるな!!
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- お・ま・け(S藤君の作業中のつぶやきとうっかりミス)
- <つぶやき編>
- ・これじゃあまるでバルタイ星人
- <うっかりミス編>
- ・プラグを付ける前にハイテンションコードを入れてしまった
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