トラブルNO.980628

バッテリーの自然?放電現象

 実は今まで数回、バッテリーの急激な自然放電があったのです。バッテリーの「寿命か?」と思っていたのですが、一夜にして自然放電でまったく空になってしまうのも変です...
「暗電流」が多いのかとも思いましたが、設置してある電流計では異常は無し(これでわかる様ではかなりの異常ですが(笑))。ヒューズを順々に抜いてみましたが変化は無し。
その後、何事も無く正常に動作していますので「まぁいいか...」と放っておいたのですが。

 そんな経緯があって、気にはなっていたのですが、エンジンルームを何気なく見ていた時、たまたま油圧計のパイピング(樹脂製のものに金属製スプリング状のガードが付いたもの)を触ったら、手に持てないくらい「熱い」のです。エンジンは前日からかけていませんから、オイルは冷えているはず...
一瞬何がなんだかわからなかったのですが、冷静にチェックしてみると...

 赤線で囲まれた部分に注目です。セルモーターの「+端子」にオイルプレッシャーホースが接触しているではありませんか!!普通短絡された場合、大きなスパークがあるはずです。たいがいはそれで気付きますよね。しかし、今回は火花も全く飛びません。その理由を考えてみましたら、ホースのカバーはステンレス製のコイル状のワイヤーです。これが「電熱線」の役割を果たし、「短絡」にはならなかったようです。
セルの+端子はバッテリーから直に来ています。従って電流計(電子式)にはその結果が現れなかったのでしょう。
 前回オイルフィルターを移設した時に、メーター類のホース処理を後回しにしたケアレスミスです...
下手すればクルマを燃やすところでした(笑)。反省...