SUZUKI GS550E素人レストア日記2000年1月※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
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しかしながら年令と共に?「のんびり走りたい」という新たな気持ちも出て来ました。ところがピーキー(当然のようにポート加工などチューニングしてしまっているので)なRZはのんびり走れないのです(笑)。 |
納車 |
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これがほぼノーマル(リヤショックのみKYB製に交換済)の1978年製GS550Eです。 フレームに錆びがあるものの程度は極上と言っていいかもしれません。 |
不動!(笑) |
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とは言え実はこのGS、不動との事でした。 走行距離は1,700km程度、ノーマル、不動になる理由が見当たらないのですが、早速原因究明のためバラします。 |
まずはキャブから |
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不動バイク整備の鉄則、『キャブ』です。 大抵は中のガソリンが腐食してジェット類を詰らせているのが不動の原因なんです。(ガソリン中のバクテリアが原因?) 慣れない4気筒キャブに少し手こずりながらもキャブを外し、バラバラにして大掃除です。 案の定、中は腐食したガソリンで詰りが発生していました。 |
念のためヘッド確認 |
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『長期不動』、しかも走行距離が非常に少ないという事で、ヘッド周りのオイルが全て落ちてしまって油切れの可能性もあります。 そこでカムカバーを外し、エンジンオイルをたっぷりと塗布、始動時の焼き付き、傷付きを防止します。 しかし綺麗なカム周り!!走行1,700kmは本当でした!! |
まずは「集合管作製」!?(笑) |
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このGSを入手した当初は、ノーマルで動かすか、それとも足周りなどをフルカスタムして乗るか、色々と悩みました。
しかしフルカスタムではこのGSの雰囲気は無くなってしまうと思ったので、
敢えてフロント19インチの走行感を楽しんでみたいと思います。 最終的には『手曲げ管』を自作するつもりです。 |
とりあえず付けてみます!! |
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バイクと一緒に譲って頂いた「車種不明(恐らく400ccの何か)集合」を当てがってみました。 すると(当然?)シリンダーピッチが全く違い、集合管の方が狭いので、『エイ!』と人力で手曲げ(笑)修正します。 『これで簡単に付くな!』と思ったのですが、パイプ径が合わず、また外側のシリンダー(1&4)は外に向かって若干広がる方向にエキゾーストが出ているので、そのままでは無理そうです... そこで考えたのは... |
ノーマル管を思い切って... |
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これはノーマル管です。因みに4−2の2本出しです。 こいつのフランジ部分だけ切り取って前述の集合と合体させて使用してしまおうという作戦です。 当然の事ながらノーマル管は使えなくなってしまいますが、4気筒バイクは集合管というのが私の常識?ですので思いきって... |
切ってしまいました(笑) |
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切ってしまいました... 切って判ったのですが、ノーマルは画像のように二重構造なんです。 断熱などの目的かと思いますが、内側パイプの内径は非常に細く、排気ロスがありそうな感じです。 フランジ側の溶接をリューターで削って、内側パイプを外します。 |
合体です |
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流用集合管の方もフランジ部を適当に(笑)切ってしまいます。 まずは1気筒分だけ合わせて、その後順に現物合わせで切り取ったノーマル部を溶接して行きます。 |
集合も切ってしまいました(笑) |
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さらにそのままでは長さも好みでは無い為、切り詰めてしまいます。 ステップにつま先を置いた時に、かかとと同じくらいの位置、これが2スト4スト問わず、私のマフラー長基準?(笑)です。 |
出口部分の溶接 |
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先程のノーマル管から切り出した部分と流用集合を溶接し、仮組みして様子を見ます。 なかなか良い感じです。 この時MIG溶接機が間に合わず(アルゴンガスを買っていない)、アーク溶接で行ったため、完全な突き合わせ溶接を行うのは自分の技術では困難で、仮溶接を行い他の場所でTIG溶接機を借りて本溶接としました。 |
溶接完了 |
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大汗をかきながらも4気筒分が溶接完了。 アーク溶接ですので形状を保つ程度しか溶接していません。本溶接はアルゴンガスを使用してTIG溶接で仕上げます。 その後綺麗に塗装すれば何とか見れるモノにはなるでしょう。 |
今度は集合出口を |
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今度は後部の加工です。 GSには少々長過ぎるので途中で詰めます。 切断面をサンダーで削りながら出口の角度を調整して行きます。 昔風ならばあまり上げずに水平に近い感じでしょうけれど、自分の好みの角度を探ります。 このあたりは全体の見た目のバランスなので非常に難しいです。 |
結局 |
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削り終わった後部です。結局10cm程間引きしました。 コイツもアークで仮溶接します。 |
仮組み完了!! |
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で、これが仮溶接完成の姿です!! なかなか良いバランスに出来たと、自己満足に浸っております(笑)。 これで全バラしのレストアに入れます(笑)。 そうです、これで終わりでは無く、これからやっと本題の作業に入れるのです(笑)。 |
第一部は終了です |
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完成した時の姿が見えた所で、これからバラバラにしてレストアに入ります。 ・フレーム剥離、サンドブラスト処理、塗装 と、この程度でタンクなどは現在のまま、敢えて再塗装は行いません。 バイクのレストアとは言え、分解するとそのパーツの保管場所は結構なものとなります。まずはパーツ保管場所の確保から始めないとなりませんね。ここが辛いところです...
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