富士スピードウェイ楽しく走ろう会(その1)

 箱スカと言えば『富士スピードウェイ』の30度バンクというイメージが強烈ですが、その富士スピードウェイ(FISCO)もトヨタ所有の物となり2003年にはコースや施設の改修も始まるようです。
当然、今辛うじてその姿だけを残している30度バンクも無くなってしまうかもしれません。
そんな中、VICTORY50さん主催で『富士スピードウェイ楽しく走ろう会』が開催され、その時にサービスでバンク撮影会も併催されるというので、仕事の休みをもらって参加してまいりました。

この走行会は筑波でも行われており、その名の通 り『楽しく走る』という目的で、初心者の方も安心して参加出来る走行会です。
箱スカやZ、サニー等、古い車から現行車まで何でも有りで、参加者の皆さんもマナーが良い大人の方ばかりですので安心して走れます。

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(大きな画像を多用しておりますので、読み込みに時間がかかる場合があります。ご了承下さい)


今回は友人に2台積載の積載車を借りて行きました。
上に乗るのはplusさんの58号車、下には私の57号車、さらに地上にあるのは羽吉さんの59号車と3台がFISCOで揃いました!!(笑)
ワークス体制です?(笑)

 


 

 積載車から2台を降ろして、早速バンク撮影会へ!!
バンクへの進入は、現在の1コーナー先のバンク始まり部分か、それを通り越してバンク終わり部分になるのですが、当初比較的平坦なバンク終わりからの進入を計画していたそうですが、改修工事の都合でバンク終わり部分が通 行出来なくなりました。
急遽段差の大きいバンク始まり部分からの進入なのですが、サーキット側がゴムシートを準備して下さったりして無事入る事が出来ました。

 


 

早朝からバンク撮影に突入です。
撮影の順番待ちをする57(私)、58(plus氏)、59(羽吉氏)の各車です。
バンク内では個別写真の他、3台並んでの写真も撮って頂きましたので、プリントが上がり次第掲載したいと思います。
ギャラリー?(笑)のウケ具合から、かなりイケてる(爆)と思います。

 


 

 いよいよ撮影場所まで移動します。
ここはバンクの高さほぼ中央なんですが、それでもこの位の傾斜があります。更にアウトコースはバンクがキツクなりますが、人間が立つのも大変な程で車で登って行くのは無理でしょう(バンクに寝そべって転がってみたら止まらずに焦った人を2名程知っています(爆))。
やはり200km/hオーバーで走って来ないと...
しかし、改めて当時のレーサーの勇敢さを実感...

 


 

これが富士30度バンクのプロのカメラマン(ゲンゾウ氏)による写真です。
当然、静止状態での撮影でしたので画像処理で走っている感じを出してみました。
57号(赤):私
58号(白):plus氏
59号(銀):羽吉氏
です。

1970年のJAF戦を再現したものですが、当時はこんな姿が実際に観れたんでしょうね〜。
画像で見るよりも実際にバンクに立ってみると、その凄さに驚きます...

 

 

 撮影終了後はバンクを逆走して脱出です。
今回急遽入り口が変更になった為に、バンクを逆走する事も出来ました(移動のためのスロー走行ではありますが)。

 

 

 このようにしてバンク撮影も終了、改めてこのバンクを走っていた往年のレーサーの方々に敬意を表します。
30年前の車で、決して現代のように出来も良く無い車を極限までチューニングして30度バンクを疾走、 ドライバーの技量と度胸、共に想像し難いものがあります...